6月に夏休みを取り、ANAマイルでエジプトとギリシャに行ってきました。
いつもどおり、移動多めのスケジュールになりました。
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アテネ編はこちら↓
サントリーニ編はこちら↓
旅程
Day | 便名 | 出発 | 到着 | クラス | 観光 | ||
1 | MS965 | 成田 | 20:55 | ||||
2 | 3:15 | カイロ | 特典ビジネス | ピラミッド&スフィンクス 太陽の船博物館 エジプト考古学博物館 | |||
3 | ハーン・ハリーリ イスラーム地区 アズハルパーク | ||||||
4 | MS361 MS360 | カイロ ルクソール | 7:30 18:20 | 8:40 19:30 | ルクソール カイロ | エコノミー | メムノンの巨像 王家の谷 ハトシェプスト女王葬祭殿 カルナック神殿 |
5 | MS747 | カイロ | 9:00 | 12:00 | アテネ | 特典ビジネス | リカヴィトスの丘 パナシナイコ・スタジアム |
6 | アクロポリス(パルテノン神殿) アクロポリス博物館 古代アゴラ | ||||||
7 | アテネ | 7:00 | 11:55 | サントリーニ | 高速船 | イアの街散策 サンセット | |
8 | フィラの街散策 | ||||||
9 | OA361 | サントリーニ | 21:10 | 21:55 | アテネ | エコノミー | 火山島 |
10 | A3850 | アテネ | 8:30 | 10:20 | チューリッヒ | 特典ビジネス | |
LX160 | チューリッヒ | 13:00 | 特典ビジネス | ||||
11 | 7:50 | 成田 |
エジプトへ出発
一度はピラミッドを観に行きたいと思ってましたが、アラブの春やイスラム国の紛争で、日本からの直行便が休止するほど気軽に観光に行けない国になってしまっていました。
今でもたまに爆弾テロのニュースはありますが、エジプト航空の直行便も週2便まで飛ぶようなになったので、ANAマイルで特典予約して観光してきました。
成田からカイロまでは直行便でも約13時間もかかるので、もちろんビジネスクラスを予約しました。2席でしたが半年前でも予約できました。2人で22万マイル+サーチャージなどで約10万円でした。
しかし残念なことにエジプト航空はイスラム教の国のナショナルフラッグなので、アルコール類がありません。
仕方ないので出発の21時までANAラウンジでゆっくりビールやワイン、日本酒を飲んでから搭乗しました。
ラウンジ情報はこちら↓
早く乗ってもシャンパンも出ないので、搭乗が開始されてから移動しました。
座席はちょっとくたびれた旧式タイプ。真ん中のテーブルも隣と共用だし、隣が他人だと乗りたくないシート。
シート調節のボタンも年期入ってます。
フラットモードにするとこんな感じ。やっぱりちょっと横幅が狭く、棺桶状態・・・
天井が夜空になって、ちょっと落ち着きます。
ラウンジでたっぷり飲んでたおかげでぐっすり寝れました。
起きたらシリアあたりを飛んでました。内戦とかで危険だったと思うけど、もう大丈夫なのか!?
あと1時間半で到着予定。
カイロ到着
まずは着いたらビザを買う必要があります。一人25ドルでした。ビザを忘れて出ようとしたら止められました汗
そのあとATMでエジプトポンドを下しました。1EGP=6.4円。日本で両替すると手数料が結構高いはず。現地のATMでクレジットカードのキャッシングを使った方がお得です。
バゲージクレームにSIMカード売り場がありました。
エジプトのタクシーは遠回りされたりしてぼったくられそうなのでUberで移動します。そのためにもSIMカードを購入しました。
その場で設定してくれてネットに繋がりました。
早朝に着くのでまだ外は暗いですが、早速Uberでホテルに移動しました。
空港からホテルのあるカイロ中心部のタハリール広場まで22kmでしたが、車も全然走ってないので、25分で着きました。料金は空港の追加料金とかも含めて120EGP(770円)でした。
念願のピラミッド探検
ホテルに着いたのが朝5時前だったので、部屋には当然入れず、ロビーでのんびりしてからUberでギザのピラミッドに向かいました。HISとかの現地ツアーもありますが、お年寄向けで料金が結構高いのと、時間に縛られたくないので個人で行きます。
ピラミッドへ向かう途中、車から建設中の大エジプト博物館が見えました。
かなり巨大で完成は2020年だそうです。
6時半にピラミッドの入口に到着しましたが、まだゲートは閉まってました。
カイロ中心部のホテルからピラミッドゲート入口まで20km、所要時間20分、57EGP(370円)
7時20分くらいにゲートが開きました。
少し歩くとチケット売り場があります。スフィンクス側にも入口がありますが、クフ王のピラミッドに入るチケットはピラミッド側の入口でしか売っていないようなので、こっちから入りました。
ピラミッドエリアの入場券が160EGP(約1000円)
クフ王のピラミッド入場券が360EGP(約2300円)
Uberは安いですがピラミッドはさすがの観光地料金です。
クフ王のピラミッドは1日の入場人数が制限されていて午前150人、午後150人しか入れません。ただ、値段が高いのと、結構階段があるので、入ってる人は少なめでした。
空港並みのセキュリティチェックを受けて中に入ったら、目の前にピラミッド!感動です。
ウィキペディアによると
ギザの三大ピラミッド(ギザの大ピラミッド〈クフ王のピラミッド〉、カフラー王のピラミッド、メンカウラー王のピラミッド)が建造された時代はエジプト古王国時代(第3-第6王朝) の紀元前2686年頃 – 紀元前2185年前後」
クフ王のピラミッドの建築年代については諸説あり、一般的にエジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年頃に20年前後かけて建築されたと考えられている。
これが4500年前に造られたというのがすご過ぎです。
早速クフ王のピラミッドの内部に入ってみます。
入口は左の凹んだところではなく、そのちょっと下の人が集まってる割れ目です。
近くで見るとさらに巨大です。底辺230m、高さ138mもあり、40階建てのマンションくらいの高さです。
学校で習ったか映画で観たか忘れたけど、ピラミッドは奴隷が鞭で叩かれながら造ったというイメージでしたが、最近は公共事業だったというが有力説です。
入口から上を見るとこんな感じ。
内部は基本的に撮影禁止です。ちなみにずっと係員が監視している訳ではありません。
中に入ると100mくらい階段を上がっていきます。
「大回廊」は天井が高く荘厳な雰囲気です。
その先には「王の間」があり石棺が置かれています。
疲れたけど、せっかくエジプトまで来たので入ってよかったです。
ピラミッドを出たところでラクダの客引きが待ってたので、折角なので乗りました。
交渉したけど、あまり安くならず2人で600EGP(3840円)+チップ
灼熱の砂漠に出ていきました。
3大ピラミッドの写真がキレイに撮れるパノラマポイントまではちょっと遠いので、歩いてる人はいませんでした。
戻るときにスフィンクスも一周しました。
ウィキペディアによると
紀元前2500年ごろ、第四王朝カフラーの命により、第2ピラミッドと共に作られた。その根拠としては、
スフィンクスの前足の間から発掘された碑文の最後に「Khaf」の文字があった。
スフィンクスの顔がカフラーに似ている。
カフラー王のピラミッドの葬祭殿からスフィンクスまで参道が延びるなど、ギザ台地の遺構は一体として設計されている。
スフィンクスの周囲からは、第四王朝時代の遺物が発掘される。があげられる。
でも、いろんな説があり、はっきりしないようです。
頂上に化粧石が残ってるカフラー王のピラミッド。昔は全体的にツルツルで白かったそうです。
1時間くらいの乗ラクダが終わりお会計するときにチップの額で軽く揉めました。
チップの額はこっちの満足度で決めるもんだと思いますが、あからさまに嫌な顔をして少ないとか文句を言ってきました。楽しかったのに、最後にあんな態度はダメだな~と思いました。
気を取り直して、ピラミッドの横で見つかった太陽の船を観に行きました。世界最古の木造船だそうです。
ウィキペディアによると
クフ王の船(クフおうのふね、通称「太陽の船」)とは、1954年および1987年にギザの大ピラミッドの付近で発見された2隻の船である。クフ王の船は紀元前2500年頃、古代エジプト・古王国時代第4王朝のファラオであったクフのために造られたとされている。
クフ王の船は何のために造られていたかはわかっていない。太陽の神ラーの元、復活する王を運ぶ儀式の船に似ていたため「太陽の船」と呼ばれている。しかし、実際は水で使用されたと見られる跡があった。現在の研究では、クフ王が死んだ際、メンフィスからギーザまで王の防腐処置を施した死体を運ぶために使用されたか、クフ王自身が巡礼地を訪問するのに「巡礼の旅船」として使用されたのではないかとされている。
ピラミッドエリアを出たところにあるホテル「マリオット メナハウス」の中庭にレストランがあり、ここからの眺めもサイコーでした。汗をかいた後のビールは旨い!
エジプト考古学博物館
ホテルで着替えてから博物館に行きました。
結構広いです。
いっぱい展示されているけど、素人には細かい違いが分からないので、どれも同じに見えちゃいます。その中でも覚えているのがこちら。
ピラミッドの先端部分。今は段々になってますが、昔はこんな感じでツルツルでした。
金ぴかの棺桶。ツタンカーメンに似てるけど、ツタンカーメンのはルクソールの王家の墓にあったので、これは違う人だと思います。
これもツタンカーメンぽいけど違います。
ツタンカーメンの黄金マスクは特別室に展示されていて撮影禁止でした。
小型のスフィンクス。ギザのスフィンクスも昔はこんな顔だったんです。今はボロボロ。
イスラーム地区
翌日はイスラーム地区にあるハーン・ハリーリにお土産を買いに行きました。
カイロ中心部のホテルからイスラーム地区まで4km、所要時間10分、22EGP(140円)
この辺までUberで行って散策をスタートしました。
古い街並みを南に向かって歩きました。
ハーン・ハリーリ
この辺がハーン・ハリーリというバザールです。
小さなお土産屋さんが並んでいます。まだ朝だったので、徐々にオープンしている感じでした。香水瓶が安くてキレイだったので、お土産に数十個まとめ買いしました。
さらに歩いて人通りが少なくなったところでUberを呼んでアズハルパークに移動しました。
アズハルパーク
イスラーム地区の東の高台にある大きな公園です。ここにエジプト料理のレストランがあったので行ってみました。
入場料金があるキレイな公園で、ピクニックや水遊びを楽しんでる現地の人が多かったです。
公園の北の方にあるレストランに向かいます。
立派な建物で高そうですが安かったです。昼時でも客は少なめ。
観光も済んだので空港近くのホテルに移動して、プールでのんびりしました。
翌日は朝からルクソールへ出発!
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