今まで貯まったANAマイルで何度か海外旅行に行ってますが、ビジネスクラスの特典航空券になかなか空席がなく、帰りがかみさんと別々の便になったこともありました。
SFCなら優先予約できることは知ってましたが、なかなか決断できず数年が経過してしまいました。
今年は冬にメキシコとキューバに行って来たので夏は予定が空白でした。
そこで、ついに修行の旅に出ることを決意し、予約を開始しました。
SFCとは
SFC(スーパーフライヤーズカード)とはANAの「ダイヤモンドサービス」メンバー、または「プラチナサービス」メンバーが申し込めるクレジットカードです。
カードのラインナップはこちら↓
スーパーフライヤーズカード | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
プラチナステイタス獲得条件
1月からの1年間でPP(プレミアムポイント)を50000ポイント取得する必要があります。
詳しい条件はこちら↓
ステイタス獲得条件 | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
特典内容
SFCには多くの特典がありますが、自分が利用したい特典ベスト3はこれです。
- 国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
- プレミアムエコノミーへの変更
- ラウンジの利用
国際線特典航空券を優先で予約できるようになると、特典予約で開放される座席数も増え、ビジネスクラスを3、4席同時に予約することも可能になります。
プレエコへの変更は、エコノミーの予約クラスに関係なくプレエコに空席があれば無料でアップグレードできるので、予約したエコノミーとプレエコの差額が大きいほどお得です。
2019年春にハワイへA380が就航するニュースが出てますが、プレエコが73席もあるそうです。席数が多いのでSFCでプレエコの無料アップグレードできるかチャレンジしてみたいと考えてます。
あと、エコノミー利用時でもANAラウンジが使えるようになる特典も十分利用価値があります。近場のアジアだとエコノミーで大丈夫ですしね。
修行の費用はこれら特典の先行投資と考えてます。
SFCのすべての特典はこちら↓
スーパーフライヤーズ会員の特典 | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
修行路線の検討
SFC修行でググったらいろんなプランで修行しているパイセンがいるので、それを参考にしてなるべくPP単価(1ポイント取得するのに何円かかったか)が安い路線を探しました。
2018年は去年より燃油サーチャージが上がってたり、国内線のプレミアムクラスの料金も高くなっているようです。
羽田⇔沖縄の国内線プレミアムクラスも検討したのですが、リーマンが修行できる土日の料金が高いことと、安い旅割で予約して空港で当日アップグレードする作戦も成功率が低そうなので、国際線で修行することにしました。
プレミアムポイントには路線倍率というものがあり、ANAのアジア・オセアニア路線は1.5倍になります。東京から行けるアジア・オセアニア路線で距離が長くプレミアムポイントを効率的に取得できるのはこちらの都市になります。
- シドニー
- ジャカルタ
- シンガポール
- クアラルンプール
さらにプレミアムポイントにはクラス・運賃倍率もあるので、運賃を検索しながらPP単価を計算していく流れとなります。
ANA国際線プレミアムポイントの計算はこちら↓
海外発券とは
海外から出発する旅程で予約する航空券になります。
海外発券でも国内発券と同じように自動オンラインチェックインが可能なので、搭乗券はメールで送られてきます。
現地の物価に合わせてるのか需要が少ないのか分かりませんが、日本から出発するより海外から出発する方が運賃が安くなっています。
※運賃は変動するので、あくまで一例です。各種税金、燃油サーチャージ込み。
旅程 | 往復運賃 | 予約クラス |
羽田⇒クアラルンプール⇒羽田 | 69,840 | エコノミーS |
クアラルンプール⇒羽田⇒クアラルンプール | 60,380 | エコノミーS |
差額 | 9,460 |
さらに、羽田ではなく石垣からだとさらに差が大きくなります。
旅程 | 往復運賃 | 予約クラス |
石垣⇒クアラルンプール⇒石垣 | 80,420 | エコノミーS |
クアラルンプール⇒石垣⇒クアラルンプール | 61,800 | エコノミーS |
差額 | 18,620 |
修行路線の決定
国際線の運賃検索を何度も続け、最終的にPP単価の安い「クアラルンプール⇔石垣」の海外発券をメインに修行することにしました。
・エコノミーの場合(運賃は変動します)
旅程 | 往復運賃 | PP | PP単価 |
クアラルンプール⇒石垣⇒クアラルンプール | 61,800 | 9902 | 6.2 |
この海外発券修行を続けると、初回はクアラルンプールから出発、最後はクアラルンプールに到着となるので、羽田からクアラルンプールに行く便とクアラルンプールから帰国する便が必ず必要です。
しかしANAの「羽田⇒クアラルンプール⇒羽田」はPP単価が悪いので、中国国際航空のビジネスクラスで行くことにしました。予約クラスのエコノミーSは積算率が区間マイルの50%ですが、ビジネスは積算率が125%なので運賃が高くてもPP単価が逆転しています。
旅程 | 往復運賃 | PP | PP単価 |
ANA 羽田⇒クアラルンプール⇒羽田 | 69,840 | 5006 | 13.9 |
CA 羽田⇒北京⇒クアラルンプール⇒北京⇒羽田 | 107,680 | 11714 | 9.2 |
それと、「クアラルンプール⇒石垣⇒クアラルンプール」の旅程ですが、クアラルンプールに戻ってしまったら意味がないので、「①クアラルンプール⇒②羽田⇒③石垣⇒④羽田⇒クアラルンプール」のように羽田で乗り継ぎするよう予約し、②~④が同じ週末になるようにします。①は初回のクアラルンプールから羽田に戻る便にあてます。
【補足】プレミアムエコノミーでお得に修行回数を減らす方法
プレミアムエコノミーはクラス積算率が100%なので、PPを多く獲得できます。
・プレミアムエコノミーの場合(運賃は変動します)
旅程 | 往復運賃 | PP | PP単価 |
クアラルンプール⇒石垣⇒クアラルンプール | 95,750 | 15710 | 6.1 |
エコノミーより席が少ないので土日に安い運賃で乗るには早めに予約する必要がありますが、エコノミーよりPP単価が安い場合もありました。
シートがエコノミーより広く、機内食の種類も少し増えて、羽田ではANAラウンジも使えて乗り換え前のシャワーが無料で浴びれるので、少し高くてもプレミアムエコノミーで修行した方がいい気がしました。
修行航空券の総額
50000ポイント獲得するために、土日を使って計5回クアラルンプールに行くことなりました。
総額374,664円(羽田への交通費、駐車場代は別途必要)
PP単価 7.4
燃油サーチャージが2017年より上がったことを考えると安いほうだと思います。
※航空券の予約は2018年5月に行ってます。
【注意点】ANAマイル積算率の変更について
国際航空券で発券される日本国内線のマイル積算率の変更について
この変更があったことも2018年9月までに修行を行おうと思った一因でもあります。
簡単に説明すると、羽田⇔石垣のマイル積算率は現在100%ですが、10月以降の搭乗では予約クラスで積算率が変わるので、エコノミーSで予約すると50%になってしまいます。
羽田⇔石垣往復で4896ポイントだったところが、半分の2448ポイントになるので、修行回数を増やす必要があります。