【2018年8月最新】ANA VISAワイドゴールドカードでマイル還元率を最大1.65%にする方法を徹底解説

ANAカードにはいろいろ種類がありますが、陸マイラーに最も人気のあるメインカードが、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードだと思います。

理由は年会費が9,500円とANAゴールドカードの中では一番安いのに、マイル還元率が最大1.65%にできるからです。

もちろん私もメインカードとして利用しています。

 おトクポイント1  ANAカード 年会費割引特典

「WEB明細書サービス利用」+「マイ・ペイすリボ申し込み+カード利用」で年会費が割引されます。

ワイドゴールドカード本会員14,000円+税 → 9,500円+税 
家族会員4,000円+税 → 2,500円+税 

ANA JCBワイドゴールド(年会費14,000円+税)、ANA AMEXゴールドカード(年会費31,000円+税)と比べて一番安いです。

 おトクポイント2  マイル還元率が最大1.65%

この還元率のためにカードを利用していると言っていいと思います。日本人は少額だと現金で払うことが多いと思いますが、カードが使える店ではどんどん使った方がいいです。利用額の1.65%がマイルになるのに、現金で払うとその分を捨てていることと同じです。

ただし何もせずにカードを利用しているだけでは1.65%の還元率は達成できません。

下記がマイル還元率を1.65%にするための条件になります。

条件1マイ・ペイすリボに申し込み、カードを利用する
条件2カードのボーナスポイントをソラチカカードのメトロポイント経由でマイルに移行する
条件31年で300万円以上カードを利用する(iD利用も含む)

各項目を詳しく説明します。

 条件1   マイ・ペイすリボに申し込み、カードを利用する

年会費の割引特典にも必要なマイ・ペイすリボの申し込みになります。

カード入会時でも、カードが届いてからでも、いつでも申し込みできます。

マイ・ペイすリボとは、「マイペースにリボ払いする」ことから付けたネーミングだと思います。一括払いの場合、カード利用額の全額が銀行から引き落とされますが、マイ・ペイすリボに申し込むと、予め設定した金額だけが引き落とされるリボ払いになります。カード利用額より設定した金額が少ないと、翌月の引き落とし分に繰り越され、繰り越し金額に金利がかかってきます。カード会社としては金利が収入となるので、ボーナス特典を付けてでもリボ払いを使って欲しいということです。

そのボーナス特典とは、マイ・ペイすリボを利用するとワールドプレゼントのポイントが2倍になることです。

VISAのサイトにある説明図ですが、ご利用代金の請求月にリボ払い手数料(金利)の請求があることが条件となります。手数料の金額に条件はなく1円でもポイントが2倍になります。

■マイ・ペイすリボでの支払い金額について

マイ・ペイすリボの金利は年利15%なので、月あたり15÷12=1.25%です。

カード利用代金を払った後の残金が100円あれば、その100円に1.25%の金利がかかり、翌月1円の手数料が発生して、ポイントが2倍になる計算です。

ここでマイ・ペイすリボの手数料計算ルールを説明します。

ルール1初回支払い時は手数料がかからない。(マイ・ペイすリボの手数料を決める残金が0のため)よってポイントは2倍にならない。
ルール22回目の支払い時には、初回の残金に対して5日分の金利0.2%がかかる。
ルール33回目以降の支払い時には2回目以降の残金に対して1ヶ月分の金利1.25%がかかる。

※ルール2の補足です。

ANA VISA/Masterカードは毎月15日締めの翌月10日払いなので、リボ払い残金への手数料の計算期間は11日から15日の5日間となります。5日間の金利を計算すると0.2%ということです。

よって、2回目の支払い時のリボ払い残金が100円だと手数料が発生しません。2回目の請求額が確定したら1000円は残金を残すようにしましょう。

それと、ホテルや航空券などをキャンセルしてカード明細にマイナス金額が入ると、上記の金利計算以外の要素が加わるようです。おそらく購入してからキャンセルするまでの期間があるので、その分の金利を内部処理で返金しているのかもしれませんが表示では分かりません。

手数料が1円になるように狙って調整していると、手数料が0円になってポイントが2倍にならなくなるので2000円くらい残金を残すようにした方がいいです。それでも手数料は20円くらいですので。

一度手数料が0円になると、ルール1からやり直しになるので注意してください。

■マイ・ペイすリボお支払い金額変更方法

1.三井住友カード会員向けサービス「Vpass」にログインして、マイ・ペイすリボお支払い金額変更ページから変更します。次回支払い金額の増額、減額と、最低支払い金額の増額、減額ができます。

2.最低お支払い額を低めに設定している場合は、【増額を申し込む】をクリックします。

次回支払い金額の変更は請求額が確定する毎月26日以降に行えます。

※注意点としてリボ払い金額変更の申し込みには期限があります。

各銀行により期限が異なるので、こちらからご確認ください。

https://www.smbc-card.com/mem/revo/revohensai.jsp

2.【次回お支払い金額(最低お支払い金額)にご希望の金額を増額する】を選択して【次へ進む】をクリックします。

3.追加お支払いお支払い可能額より2,000円ほど少ない金額を入力して【確認する】をクリックします。(上で説明したとおり、3回目の支払いから理論的には100円残すだけでも金利は発生します。)

4.申し込み内容を確認して、合っていれば【申し込む】をクリックします。

変更後のお支払い金額は、一旦ログアウトしてから再ログインし、「お支払い金額照会」で確認できます。

■ボーナスポイントをマイルに交換する方法

次に2倍になるポイントですが、カード利用で1000円ごとに1ポイント貯まる通常ポイントとは別のボーナスポイントに加算されます。

Vpassのポイント残高を確認すると、ワールドプレゼントは2つのポイントに分かれています。

[1] 獲得・調整ポイント累計残高

[2] プレミアム・ボーナスポイント残高

上の獲得・調整ポイント(いわゆる通常ポイント)は1ポイント⇒10マイルに移行できますが、下のボーナスポイントは1ポイント⇒3マイルにしかなりません。

そこで条件2のテクニックを使います。

 条件2   カードのボーナスポイントをソラチカカードのメトロポイント経由でマイルに移行する

ポイント移行経路と交換レートによるポイント数の変化は以下の表になります。

ここでソラチカカード(ANA ToMe CARD PASMO JCB)のメトロポイントを経由するので、事前にソラチカカードに入会しておく必要があります。

移行経路交換レートポイント数交換所要期間
VISAボーナスポイント  200 
1P⇒100P 2日後
ポイントタウン(※1) 20000 
2,000P⇒100P 3日後
LINEポイント 1000 
1000P⇒900P 15日締め、翌月10日頃移行
メトロポイント 900 
100P⇒90マイル(※2) 約1~2ヶ月程度
ANA 810 

これでボーナスポイントは1ポイント⇒4.05マイルに移行できることが分かりました。

(※1)ポイントタウン経由の部分をGポイント経由にすることもできますが、Gポイントだと交換手数料として一旦5%が必要なので、ちょっと手間がかかります。

(※2)ソラチカカード以外のToMeカードの交換レートは100P⇒60マイルなので移行するマイル数が3分の2になってしまいます。

 条件3   1年で300万円以上カードを利用する(iD利用も含む)

前年12月16日~12月15日(2月10日~翌年1月10日お支払い分)のお買物累計金額によって、翌年度のステージが設定されます。そのステージとお支払いのお買物累計金額に応じて、ボーナスポイントがプレゼントされます。

1年のカード利用額によって翌年のステージが決まるので、ここはポイントがバラける部分だと思います。1年に300万円以上カードを利用するとステージV3になり、10万円ごとに60ポイントがボーナスポイントに加算されます。

各ステージごとのメトロポイント経由の還元率がこの表です。

 ステージなしステージV1ステージV2ステージV3
マイ・ペイすリボなし11.0811.1211.243
マイ・ペイすリボあり1.4051.4861.5261.648

マイ・ペイすリボの利用とステージボーナスを合わせると、最大マイル還元率1.648%になります。

 おトクポイント3  マイル移行手数料が無料

ANAカードの一般・ワイドだと1ポイント⇒10マイルに移行するための手数料が年度ごと6,000円+税がかかります。ゴールドカードは移行手数料が無料になっています。

 おトクポイント4  搭乗マイル、カード更新時マイルが増える

ANAゴールドカードなら通常のフライトマイルに加えて25%の割り増しボーナスマイルが付与されます。

また、1年ごとのカード更新時に2,000マイルが付与されます。(年会費支払月の翌月末頃までに付与)

 おトクポイント5  空港ラウンジが無料で利用できる

ANAゴールドカードを提示すると全国28の空港でラウンジが無料で利用できます。家族会員も無料です。

画像は羽田国際線ターミナルのSKYラウンジアネックスですが、広々していてアルコール類以外のドリンクは無料です。通常料金は1,030円です。有料ですがシャワー室もあります。

空港ラウンジ一覧はこちら

https://www.smbc-card.com/mem/service/tra/kokunai_raunge.jsp

※ANAラウンジはこのカードでは利用できません。

 おトクポイント6  ビジネスクラスカウンターが使える

ANA国際線エコノミークラスご利用の際にもゴールドカードを提示すると、ビジネスクラスカウンターを利用できます。

エコノミーカウンターが混んでるとき便利です。

 おトクポイント7  海外旅行傷害保険が自動で付いている

カード利用の有無に関わらず下記の保険が自動付帯されています。

私も海外で盗難にあいましたが、ちゃんと携行品損害が適用されました。

■海外旅行傷害保険

担保項目本会員・家族会員家族特約
傷害死亡5000万円1000万円
傷害後遺障害150~5000万30~1000万
傷害治療費用150万円50万円
疾病治療費用150万円50万円
賠償責任3000万円1000万円
携行品損害50万円15万円
救援者費用100万円50万円

■国内旅行傷害保険

担保項目本会員・家族会員家族特約
傷害死亡・後遺障害最高5000万円なし
入院保険金日額5000円なし
通院保険金日額2000円なし
手術保険金最高20万円なし

■国内航空便遅延保険

この保険は事前に旅費等を当該カードで支払った場合に適用されます。

担保項目本会員・家族会員家族特約
乗継遅延費用2万円なし
出航遅延・欠航・搭乗不能費用1万円なし
手荷物遅延費用1万円なし
手荷物紛失費用2万円なし

保険の詳しい内容はこちら

https://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/annai1_1_150511.pdf

ANAカードに申し込む前に

現在ANAカードを持っていない方は、ANA VISAゴールドカードを申し込む前に、ANAのマイ友プログラムに登録することで2,000マイルがもらえます。是非登録してみてください。

マイ友プログラムとは? 対象のANAマイレージクラブ会員からの紹介で、ANAカードやANAマイレージクラブ Financial Pas...

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